囲碁って、曖昧なゲームなんです。
みなさんこんにちは。インストラクターコラム、2周目の
トップバッターになってしまいました。吉森弘太郎です。
今回のテーマは「私が遭遇した事件」
ということで、前回は全く囲碁と関係ないグルメレポートになって
しまったので、今回は囲碁の話をします。
みなさん、囲碁を打っててトラブルになったことはあるでしょうか?
特に多いのが、終局時のトラブル。
まだ地になる手が残っているのに終局にして境界線が分からなく
なったり、整地していたらどっちの地か分からなくなったり、
うっかりダメを詰めたらアタリになって・・・
そうしたトラブルが多い原因の一つに、「囲碁のルールの曖昧さ」
があります。
基本的に、「お互いの合意」があれば、だいたいオッケー。
なんともゆる~いルールです。
数あるゲームの中でもルールの曖昧さはトップクラス。
まあ、性善説みたいなもので、最近は徐々にルールが整えられてきて
いますが、そのゆるさもレトロで囲碁っぽくて素敵なようで
捨てがたいような・・・
昔の感じってなんかいいですよね~。
でも、曖昧でトラブルが増えるのもなんですから、ルールが整えられる
のは良いことです。
整備されたルールの一つに、
「ダメを最後まできっちり詰めてから終局とする」
というのがあります。
これ、以前は、
「お互いに終局と認めたらそこで終局(ダメ詰めが残っていても)」
という感じでした。今でもそうしているアマチュアは多いのでは
ないでしょうか?このルールが私も遭遇した事件に深く関係して
くるのです。
かつてプロの対局でもこのルールでトラブルがありました
(確か 王立誠 VS 柳時薫 の棋聖戦)。
ダメ詰めの時に柳先生がお互い終局を認めたと思ってダメを詰めている
時に、うっかり手が残る形に詰めたら、王先生は終局を認めてないと
主張して手をつけたのです!
結局王先生の主張が通ったと記憶していますが、タイトル戦での出来事
ということもあって物議をかもし、それで今の「ダメを最後まで詰めて
終局」のルールができました。
私が大学一年の頃、学生王座戦関東一次予選の準決勝、終局直前に
下の図の形が残っていました。
黒からうまく打てば白地が一目減るのですが(考えるところが少ない
&そんなに難しくないので、考えてみましょう)、相手の方に
「終わりですね?」と聞かれました。
(当時はまだ改善前のルールでした)
実はこの時形勢が猛烈に細かく、白が手入れすれば白の半目勝ちでした。
「いや、終わりじゃない」と言ってしまえば、相手は恐らく気付いて
手入れし、相手の勝ちになるでしょう。
といって、終わりを認めれば、もうそこに手をつけることができなく
なります。私は逡巡し、取れる行動は一つしかなかった。
微動だにしないこと。
相手も不思議に思ったのでしょう。首をひねりながら他のところへ
打ちました。
そして私が手をつけると、相手は「あっ!」と叫びました。
勝敗が決まった瞬間でした。
この碁を拾った私は決勝も一目半勝ちで一次予選を抜けることが
できました。(二次予選はボコボコにされましたが・・(^_^;))
もう今ではあまり出会えない事件になってしまいましたが、
こんなドラマを生む囲碁の曖昧なルール、
なくなっていって嬉しいような、悲しいような・・・
この時は私もバツが悪かったので、きっと、いいことですね^^
みなさんこんにちは!
月曜日に19路盤、金曜日に13路盤でのレッスンを担当している井桁健太です。
2月からインストラクターを担当させていただいた新参者ですが、
どうぞよろしくお願いします。
石音のインストラクターの中には、「ヒカルの碁世代」が多くいます。
私たちが小中学生だった時に『ヒカルの碁』の連載・アニメの放送が
スタートしました。その影響を受けて、囲碁を始めた方も多いのではないかと
思います。
そんな中、私は『ヒカルの碁』の影響をリアルタイムでは受けず、
中学・高校時代は、ひたすらテニスに打ち込んでいました。
そして大学入学と同時にふと興味を持ち、囲碁を始めました。
そのため、自分のことを
「遅れてきたヒカ碁世代」と思っています(笑)
今回のテーマは「お気に入りの場所」。
これまでのコラムでは、インストラクターのみなさんがピンポイントで
「場所」を紹介しています。
ピンポイントではありませんが、私の場合は「東京」です!
先週の泉インストラクターに対抗しているわけではありませんよ(笑)
私は今都内で一人暮らしをしていますが、実家は埼玉県にあります。
高校までは地元の高校に通い、大学は実家から都内に通っていました。
ただ地元は
「21時には都内を出ないと自宅までの終電を逃す」
というアクセスの悪さ(笑)
そのため自分が動ける範囲が時間的に限られていました。
サークルの食事会などで「二次会に行く」という選択をすることは、
「そのまま完徹する」という選択になってしまうレベルです。
そうすると時間を気にしながら過ごすことになるので、思う様に
動けないんですよね。
だからこそ、大学卒業と同時に都内で一人暮らしを始めてからは、
もうすべてが楽しくて仕方がありません!
終電だって遅くまでありますし、何をするにしてもそこに到着するまでの
時間がかからない!
自分で言うのも変ですが、大学時代までの過ごし方との反動のおかげか、
行動範囲がとても広くなりました(笑)
今はStartupIGO!!という囲碁ビジネスチームでの活動を中心にしています。
行動範囲が広がると自然と人との出会いも増えます。
今までの自分では考えられないほど、囲碁を通じて多くの人と出会うことが
できました。刺激をくれる方ばかりで、いつも感謝です。
もちろん生まれは田舎なので、その時間の流れ方も好きです。たまには
帰省していますが、時間の流れ方がスローペースなので、ほっと安心します。
ただ24歳の今、必要なのは「ありとあらゆる経験をすること」だと思っています。
東京だからできることがたくさんあります。
囲碁の棋力だけでなく、様々な経験を通じて人間力も向上していけるように
日々行動をしていきたいと思います!
以上、井桁によるコラムでした!それでは!
皆さんにとある質問を問いかけます。
Q1:大阪の観光地といえば??というと
通天閣に道頓堀…もしくは大阪城ですかね!
まぁ、“ミナミ”とよばれる所が観光地として大概ピックアップされます。
大阪人からするとベターすぎるなぁ…とおもいます!
決して否定するわけではなくて
捻りがほしいと思う部分が強いだけです。(笑)
しかし、“大阪人ががめつい”とか“いらち(短気)”だとかイメージであるかもですが…
大阪人は人情に厚いです。
とはいいましても、
私のお気に入りの場所と大阪人の人情は関係ないのでは?と
思われるかもしれないですが、私自身が大阪を好きで囲碁も好きになれた場所と
人情が深く関係するので述べています。
私のお気に入りの『天満』といえば
日本一長い商店街が有名で、食のストリートです!
天満の三大寿司や大阪天満宮など
桜の名所があるなど大阪の歴史・食にとって欠かせない場所です。
そんな、天満は私にとっては、私の棋道(囲碁の道)の原点です。
この天満の商店街に『赤兎馬』という碁会所があリますが、『赤兎馬』に通えたからこそ
今の普及指導員としての泉勝徳が居てるといっても過言ではないです。
赤兎馬での日々は、毎日が発見や人と人の繋がりの大切さを学び人生観や
義理人情を学べた七年間といえるとともに、天満という町に育てて貰えたともいえます。
そんな、天満に通い続けた7年で私は行動力と信念を囲碁を通して
故藤田師匠にご指導いただいたことと、高校の青春時代を天満で過ごした三年間が
一番お気に入りの町“天満”に繋がり、人情が溢れる町、天満で育ててもらえたことが
誇りに思っています。
ぜひ、関東にお住まいの方で大阪に観光される際は“天満”へお越しください!!
この季節は造幣局の八重桜がとっても綺麗です。
夜桜が粋(イキ)に、咲き誇る下で
花見酒にほろ酔いながら囲碁を打ってみるのはいかがでしょうか?
毎年、私は一局だけとある桜の木と打っています。(笑)
四年間打ち続けていますが、白黒がつかずその局面で時間が止まったままです。
いつになったら、終局まで打てるのか…
自分に問いかける花見碁です!
みなさんも桜に問いかけながら一局打ってみてはいかがですか?
拙い文章で申し訳ございません!
それでは、みなさまと楽しい一局を打てることを心よりお待ちしております!
一碁一会の碁縁に感謝して…
日本棋院 囲碁普及指導員
泉勝徳
皆さんこんにちは。木曜日のお昼に、今流行の13路盤!で
指導碁をしています、吉森弘太郎です。今後ともよろしくお願いします^^
さて、「お気に入りの場所」ということですが、
皆さん、「孤独のグルメ」という作品をご存じでしょうか?
輸入雑貨商を営む主人公、井ノ頭五郎が、
行く先々の食べ物屋で食べる姿をただ描写するというマンガ。
松重豊さん主演でドラマにもなっています。
私はドラマからハマって、「孤独のグルメごっこ」と題して、
暇さえあればランチのお店を開拓しています。
その度、主人公を真似て「おお、そうきたか」とか心の中でつぶやいています(笑)
というわけで、今回は私が最近良く使っているランチのお店を紹介します!
一軒目
「串亭 代々木店」
首都圏にいくつか展開している串揚げのお店。
代々木駅西口からカラオケ館が見える通りをしばらく行くと左手にあります。
店内に入ると店員さんがしっかり接客してくれます。
おしぼりが良い臭いがついていて、
好きなだけ顔を拭けます。
おっさんか!
お茶も温かいのと冷たいのどっちがいいか聞いてくれます。
さて、肝心のメニューですが、色々食べられる串揚げ御膳や、
とんかつ、唐揚げ、フォアグラ入りメンチカツなんてのもあります。
だいたい1000円きっかりでどれもおいしいですが、
ずばり、一番おいしいのは、「ごはん」。
お米にうるさい私にかかっても、匂い、ツヤ、共に完璧な白ご飯♪
おかわりも自由で思わず食べ過ぎてしまいます。
食事後の満足感は間違いなし!
二軒目
「魚籠庵」
こちらも代々木のお店。職場が代々木なのです(^_^;)
こちらは「びくあん」と読みます。
代々木駅東口から出てセブンイレブンの横の小道を少し進み、
ピアゴというスーパーのある交差点を左に曲がってしばらく行くと左手にあります。
こちらは日替わり定食が800円と大変お値打ちで、
メインのおかずに、小鉢が2つ、
プラス茶碗蒸しまでついてきます。豪華!
ご飯の味は先程の串亭ほどではないですが、十分おいしく食べられて、
おかわりも自由です。やっぱり食べすぎます。
だから太るんです。石音ではおなかを見られずに済むので助かっています(;一_一)
こちらではなんと数量限定ですが松花堂弁当も食べられます。
お金に余裕のある方は是非!
さてさて、お送りしましたグルメリポートですが、
おなか空いてきましたか?でも、
「代々木ばっかり!わざわざ行かないよ~」
という方が多いかも。
そんなアナタ!
代々木には私の働く「囲碁学苑」があります。週に一日、教室に通うスタイルで、
今テレビでもおなじみ、宋光復先生や水間俊文先生の教室もあります。
ぜひぜひ会員になって、紹介したランチのお店、行ってみてくださいね!
ということで、なんとかまとまりましたかね?(笑)
日曜日(第2第4週)の『有段ぶつかり稽古』を担当しています松田浩和です。
囲碁は中学(私立で中高一貫でした)で囲碁将棋部で覚えて深みにはまりました。
特に大学ではどっぷりと囲碁につかり、親からはお前出たのは
囲碁学部だといわれる始末です。
現在は静岡県で囲碁インストラクターをしています。
お気に入りの場所ということですが、特にそういう場所は思いあたりません。
普段はメインの職場である藤枝の碁会所と自宅を往復する日々で、
特に行きつけのお店があるわけではありません。
帰宅後や休日も自室で過ごす時間が長く、これと言ってお気に入りの場所が
あるわけではありません。関翔一インが「自室」という解答ですが、
私もそれに近いかもしれませんね。以上終わり。
と言うわけにも行きません。
そこでふと気が付いたのですが、碁席の自分の席にも自室の席の前にも
常に「碁盤」があります。
碁席では席主として受付業務をしながら個人レッスンなどもするので、
私の席は受付兼指導碁席という感じの配置になっています。
(榧の碁盤が二つ並んでいます)
自室でもパソコンの前に碁盤がセットされています。
実は碁盤の前に座っているだけで、実際はテレビを見ていたり、
インターネットをしていたり、本を読んでいたりということが
大半だったりします。
それでもともかく碁盤の前に座り続けていることは確かです。
たぶん毎日10時間以上碁盤の前に座っています。
今まで自覚がなかったですが、私は碁盤の前に座るのが大好きなようです。
ということでお気に入りの場所は碁盤の前にします。
私のケースは極端ですが、囲碁上達の秘訣として身近な使いやすい場所に
盤石を用意しておく、ということはおすすめします。
やはり石に触れる機会が多いほど上達のチャンスも増えます。