石音インストラクターブログ

2015/02/07

囲碁, 橘諒インストラクター

碁盤をお気に入りの場所にするためには

「お気に入りの場所」の反対は、
「気に入らない場所」です。

僕は月曜日の午後に石音でインストラクターをしながら、
いつもは文筆家として、長短様々な文章を書いています。

そんな僕にとっての一番の「お気に入りの場所」は、
実は「ノートの上」なのです。

なぜなら、そこが一番自分らしくいられる場所だからです。

自分が自分らしくいられる場所は、「お気に入り」になります。
自分が自分らしくいられない場所は、「お気に入り」にはなりません。

僕はほとんどの文章を、ノートに手書きで書くのですが、
そこに「自分らしい文章」が溢れてくるときは、
とても誇らしい気分になることができます。

反対に、机に座ってノートに向かう時間がとれず、
それゆえ「自分らしい文章」を書けないときには、
まるで囲碁で情けない負け方をしたときのように、
とても残念で悔しい気分になります。

囲碁を打っていても、みなさんが誇らしい気分になるのは、
「自分らしい手をたくさん打てたとき」ではないでしょうか。

そのようなときはに、碁盤の上が「お気に入りの場所」になりますが、
負けそうなときは、盤上は「気に入らない場所」になりますよね(笑)

みなさんが次に向かい合う「碁盤」は、みなさんの着手次第で、
お気に入りの場所にも、気に入らない場所にもなります。

碁盤を「自分らしい手」で埋め尽くすことができれば、
これまでよりもずっと、「お気に入りの場所」になりやすいはずです。

「安全な手」よりも「自分らしい手」を、
「正解の手」よりも「自分が打ちたくなる手」を、
もっともっとたくさん打つよう、心がけてみてください。

きっと対局も自分らしくなって、上達も一気に加速するはずですよ!

 

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