2013/10/28
2013/09/27
今年8年目を迎える石音。
はじめてシステムを一新して、今日から第二の創業が
始まりました。
石音は
「教えたい情熱と上手になりたい熱意が出会う場」です。
近くに囲碁を打つ場所がない、仲間がいない。
始めたばかりで教えてくれる人がいない。
こういう声に本気で向き合い、応えていきます。
囲碁に魅せられ、勇気を出してこの業界に飛び込んできた若者が、
多くの囲碁ファンに囲まれ、愛され、大きな働きがいと
高い報酬を得るような仕組みを創る。
今こんな夢を持っています。
2012/09/02
前回までの3回で、「囲碁を教える事前準備」考えてみました。
さて次はいよいよルールを教えるんですよね、師匠っ!
そんな声が聞こえそうですが、
「違います」
せっかく準備をして、相手が「何を求めているか」、つかんだのに
すぐにルール説明に入ってしまう。これははっきり言って
「もったいない」
ルールではなく、その人ならではの、もっと興味をもってもらえる
視点はないでしょうか。そうです。興味優先、ルールは2の次です。
ところで皆さんは、囲碁に興味をもった人に
「囲碁ってこんなゲームだよ」
って、何通りぐらいの言い方で説明できますか?
囲碁って黒石と白石つかって陣地をとるゲームです、って
1通りだけですか!?
出来れば相手の興味や特徴にあわせて3パターンぐらい用意したいですね。
次回はどんなパターンがあるか一緒に考えてみましょう。
2012/08/09
囲碁を教える際の事前準備、1番目は身だしなみ、
2番目はコミュニケーションパイプでした。
さて3番目は「なぜいま目の前に座っているのか把握しよう」です。
囲碁に限らず「教える」という事の最終目標は一つ、
「相手のモチベーションを高めること」です。
当然、相手が求めるものが分かってないと、話になりません。
まずはここまでいいでしょうか。^^
最近囲碁入門者は大きく次の3パターンに分類できます。
1.習い事派
女性に多いです。このグループの人かどうかをチェックするのは
簡単です。「ほかに何か趣味でやってますか」と聞いて
どこか教室にいったことがあるものが2つ、3つあるタイプの人
はここに入ります。
このグループの人は「分かる」「上達する」楽しさを求める
傾向が強いです。
2.交流派
仲間・異性・家族、といった交流目的で、ツールとしての囲碁に
魅力を感じて始めようと思う方になります。
入門からなるべく早い段階で、仲良くなるような仕掛け
(ペア碁・相談碁・団体戦)を取り入れると効果があります。
3.なんとなく派
最近「囲碁ガール」という言葉の認知度や露出が高まるにつれて
このカテゴリーの入門者が増えてきました。
「友達に誘われて」
「なんか最近はやっていると聞いたので」
「雑誌やテレビで見ました」
興味の度合いは一過性だったり、とりあえず来てみたという程度。
囲碁普及はこの層を囲碁ファンにできるかどうかに
かかっています。
皆さんこの「なんとなく派」に対して、
「習い事派」と同じアプローチで教えてはいませんか?
この3つのグループに、どのように教えたらいいか、正解はありません。
教える人それぞれが、自分の頭を使い試行錯誤するしかありません。
但し事前準備を怠り「教えたいことを教える」という姿勢では、
潜在囲碁ファンをどんどん無くしている結果になります。
「相手を知って教え方を変える」
できていますか?
2012/04/14
席亭が初対面の方に囲碁を教える時にまず意識するもの。
それは「コミュニケーションパイプ」です。
自分以外の全ての人と、このパイプは繋がっています。
しかし最初は砂でつまっています。一生懸命何かを伝えようとしても、
それは砂に邪魔されて声も内容も相手にはっきりは届きません。
夫婦や親友同士が「つーかー」なのは、このパイプ内が
すっきり綺麗で邪魔するものがないからです。
この状態だと声や文字で伝達しようとしなくても結構伝わります。
皆さん、囲碁を教える前にこのパイプを通してますか?
短時間で「つーかー」は無理ですが、ある程度は工夫できます。
笑顔で質問する。その返答から相手の土俵でトークを広げる。
アイコンタクトする。小物を使って注意をひきつける。
相手から質問が出始めたらしめたもの。
どんどん話を膨らませましょう。
『囲碁指導 最初は脱線 それ本線』 (字余り)