2013/11/14
教え上手になるには、まず相手とのオリジナルな雑談でコミュニケーションパイプを通すことを意識。
そして相手の囲碁熱を測る、が最初のアクションになります。
ではどうやって囲碁熱を測ったらいいでしょうか。
・自己紹介で、「どうして今日ここに来ましたか」 を簡単に話してもらう
・1人で来たか(囲碁熱高)、誰かに誘われて来たか(囲碁熱低)を見る
・会話の反応、目の輝きを見る
席亭はいつもこの3点で測っています。
皆さんも自分独自のやり方で、これから教えようとする相手の囲碁熱、ぜひ測ってみてください。
囲碁以外の趣味を聞いて、そこから想像するのもいいでしょう。
もちろん測るだけではなく、会話を盛り上げ、楽しい空気を作り、
相手を現時点でベストな状態にもっていく(お笑いで言えば客を温める)努力は大切です。
そして相手の熱の高低に応じて以下アプローチがお勧めです。
囲碁熱低めの相手に対しては → 囲碁の自己紹介 (囲碁って何? アプローチ)
囲碁熱高めの相手に対しては → 囲碁の製品説明 (囲碁を好きになって! アプローチ)
しかし、自己紹介と製品説明、この2つを同時にやろうとする、
つまり、「私を知って、そして好きになって」、と焦ると失敗します。
囲碁普及を難しくしてしまう最大のポイントはここにあります。
相手に関係なく、囲碁を教えようとする時、いつも製品説明(ルール説明)を主にしてしまうのです。
確かに「一目惚れに近い状態」、もしくは「長年想いを寄せている相手から」であれば、
この2つ同時アプローチも問題ないでしょう。
しかしこれは囲碁熱がとても高い状態の人にしか通用しません。
私を知ってください(自己紹介)も、囲碁でいえばルール説明じゃないの?
こういう声が聞こえてきそうです。それは違います。
次回はあの国民的映画「男はつらいよ」から一緒に学んでみましょう。^^
2013/11/12
ガス使用量の年間最大日は、最も寒い日ではなく、前日からもっとも気温が下がった日だそうです。人はこの落差に弱い、ということなんですね。もちろん僕もです。^^
ここ数年、「想定外」という言葉をよく聞くようになりました。これも落差の一種でしょうか。想定の範囲の落差を超えてしまった、外にはみ出てしまった。
少しエクスキューズも込めて表現するのに便利な言葉です。
誕生日などによく決行される「サプライズ」も落差活用ですね。
感動を産む落差、サプライズ、僕も大好きです。
ただサプライズも頻発しすぎると、落差が小さくなって「想定内」の範疇になって効果も小さくなります。
そういえば昔昔、期待する→期待はずれる→がっかりする、
のサイクルを繰り返して少し疲れていた時期がありました。
その対策として若かった自分が編み出したのが「期待しない法」。
期待しない→期待はずれてもがっかりしない→たまにうまくいって喜び倍増、
というサイクルにすることで楽になることを発見して、喜びました。
この「期待しない法」、これ最初は精神的にも安定して、うまい方法見つけたと喜んでいたのですが・・・段々毎日がつまらなくなって辞めました。
今思えば日常から「落差」がなくなってしまったからかもしれません。
自分が「落差を愛するタイプ」なんだと気づいていなかったようです。
ビジネス上で顧客満足をアップする手法として、「期待値を下げる」があります。
これも落差活用でしょう。値下げでも製品の質向上でもなく、人の心に潜む「落差に対する弱さ、感度」の活用。
落差予想でリスクマネジメント
落差があるから感動がある
落差なくして精神安定
落差調整で商売繁盛
自分にあった落差との付き合い方を見つけることが、楽しい毎日につながるということでしょうか。
皆さんはどのように落差とつきあってますか?
2013/11/07
教え上手になるには「相手を知ること」。
では相手の何を知ったらいいのでしょう。
答えはシンプル。「どれぐらい囲碁に興味があるか」です。
席亭はこれを『囲碁熱』と呼んでます。
「なぜ今あなたはここに座ってるのですか?」を教える側がしっかり分かることからスタート、ということなんです。
皆さんは教える時、相手の囲碁熱、最初に測ってますか?
囲碁熱に応じて教え方変えてますか?
囲碁熱10 「3ヶ月の囲碁入門教室に前払いで申込んだ」
囲碁熱8 「都合にあわせて月数回平日碁会所に通うようになった」
囲碁熱6 「休日に1人で有料の囲碁教室に申し込んだ」
囲碁熱5 「友達に誘われて一緒に(同上)」
囲碁熱3 「漫画や映画の影響で興味が出て1人で勉強してみた」
囲碁熱2 「家族や友人に、教えるからここに座ってと言われた」
囲碁熱1 「無料入門をやってる場所に偶然通りかかった」
席亭はこの10数年、
「会社の同僚を集めて週1で2年間」
「土日に若者対象7年間で200回」
「平日夜週1バーで1年間」
「表参道の和の習い事スタジオで1年間」など、
様々な場所、シチュエーションで色々な囲碁熱の方に教える機会を持つことが出来ました。
この経験から言えることは、囲碁を教わるチャンスがある人の8割は囲碁熱5以下、
ということです。
ちょっと興味があるけど、なかなかキッカケがない。一人で行動するほどではない、
という、全体の8割を占める囲碁熱5以下潜在囲碁ファンを
「どう見つけて」「どう心を動かすか」
まだ成功事例があまりないだけに、楽しみですね。
これから一緒に考えて行動していきましょう。
2013/11/05
2013/10/30