2017/12/04
もとより温泉好きだが、今年はつるっとした温泉によく出かけた。
4月に行った山梨の秘境、奈良田温泉『白根館』(PH8.5)は、
湯船で体勢を維持するのが難しいほどつるつるだった。
8月には西多摩の日ノ出町にある『つるつる温泉』(PH9.9)、
10月には山梨の甲斐大和『やまと天目山温泉』(PH10.3)、
先週末は埼玉の『ときがわ温泉』(PH11.3 日本最高)に行ってきた。
アルカリ性を示すPHは数値が高いほど「つるっと」するものかと
思っていたがそう単純でもないそうだ。アルカリ性が高く、かつ
マグネシウムやカルシウムが低いのがポイントらしい。
事実、4湯では一番PHの低い白根館がつるつる最高だ。
そういえば、6月、ハイキング帰りに立ち寄った神奈川の鶴巻温泉は、
弱アルカリ性ながらカルシウム含有量が世界一!(なんと牛乳なみ)
らしく、それほどつるっとしていなかった。
*奈良田温泉白根館 http://www.hikyou.jp/detail.php?shid=30273
*つるつる温泉 http://www.gws.ne.jp/home/onsen/
*都幾川温泉 http://www.tokigawa.net/
2017/12/03
僕の運営する『囲碁サイト石音』は、来年1月8日(月祝)、
東京麹町のダイヤモンド囲碁サロンで13回目となる石音新年会を開催する。
毎年40名が集まるこの会は、実は石音関係なく、
囲碁に興味のある人はどなたでも参加自由のゆるい囲碁会だ。
囲碁のルールだけ知る入門者から高段者までが集い、
その日のサロンは、今年も楽しい囲碁ライフにしようという明るい「気」と
笑い声でいっぱいになる。
「はじめまして、じゃないですね。ネットでいつも打ってますから」
は石音ではお決まりの挨拶だ。
毎年成人の日に開催しているが、以前東京で数十年ぶりの大雪になった。
道は普通に歩けないほど雪が積もり、交通は大混乱だった。
こういう日こそ家で炬燵にはいってネットで囲碁、石音の出番!
のはずなのだが、席亭の日頃の行いのせいなのか皮肉なものだ。
しかし、そんな大雪の日にもかかわらず、来なかった人が1名のみ
だったのには本当に驚いた。シニアが半数をしめる囲碁会なのにだ。
83歳の男性メンバーは、寒さで顔を真っ赤にして1時間遅れで到着した。
「毎年楽しみにしてるからね」
必死に集まったみんなの笑顔は、いつもよりも楽しそうだった。
あの時の感激は今でもはっきり覚えている。
*囲碁サイト石音 http://www.ishioto.jp/
*石音新年会の問合せ・申し込みは sos@ishioto.com まで
2017/12/02
踏切で遮断器が降り始めたので渡るのを諦めた。
間もなく右から電車が来て、通りすぎてから遮断器が開く。
となるのが僕の中での常識だった。
ところが…
今日は遮断器が降りて右から電車が来て、
それが通り過ぎる前にまた遮断器が開いた。
「あらっ」と意表をつかれた。
危ない!という話ではなかった。
やってきた電車はそのまま右のホームに停車して
そのあと遮断器が開いたのだ。
ではなぜ最初に遮断器が降りたのか…。
その電車は特別だった。
停車中の車両は先頭車から煙がたちのぼっていた。
いったん遮断器を下ろさないと、電車が止まる前に電車の前に
回り込む人がいて危険なのかもしれない。
僕は今日、秩父鉄道の長瀞駅で人生ではじめてSLに遭遇した。
しかし、踏切の常識を超えた遮断器の動きに心を奪われた。
2017/12/01
30代の僕の本棚は、恥ずかしながらビジネス本と囲碁本で
埋め尽くされていた。
これは明らかに「本棚の栄養不足」だった。
本棚は自分の脳の外付けハードディスクだ。
つまり、僕自身の栄養不足でもあった。
30代の僕は偏食ならぬ偏本だったのだ。
あれから10年、「偏本」はだいぶ改善された。
食べ物や健康、紀行文、美術、歴史、エッセイ、小説など
少しずつ増えてきた。
そろそろ年末だ。
今年読んだ本と、読みかけの本、これから読む本、
優先順位をつけながら入れ替えよう。
来年は今年よりもさらに滋味に富む
「かっこいい本棚」を目指そう。
2017/12/01
僕が理事を務める(一社)全日本囲碁協会では
毎年2月の建国記念日に大会を開催している。
今日はその企画の打合せで中心メンバー、33歳から88歳まで
8名が集まった。うち4名が80代だ。
来年2月12日は、今までの内容を一旦全部白紙に戻して
0から新しいものを創りあげることになった。
過去を捨てる勇気。
変わろうとする気概。
年長者が率先して新しい、若々しい一手を打とうとする、
気迫溢れるこの打合せは、これからもずっと僕の記憶に残るだろう。