2017/12/09
自営業の僕にはないが、勤め人のつれあいには賞与がある。
それにあわせて夏と冬、ランチタイムに築地の
『秀徳2号店』に突撃している。
僕らはいつも、腕と人柄に魅かれて名取さんを指名する。
毎回驚きがある。
「はいっ、ブリ大根ね~」
手もとにおかれたブリの鮨の上には大根おろしとカラシが少し。
いままで鮨の上に黄色いカラシが乗っているのを見たことがない。
しかし「ブリ大根」ならカラシはありだ。
「つぎはサワラいくよ~」
サワラを鮨はもちろん生で食べた記憶もない。
「身が柔らかいからほかでは握りにしないね。
うちのはなんてったって鮮度がいいからね」
年に2回のこの企画、『時すでにおすし』と名付けて楽しみしている。
今日で5回目だが、次は来春、企画外で両親を呼ぼうと思う。
*築地場外 秀徳2号店
http://www.shu-toku.com/shutoku2
2017/12/08
この時期になると僕の心は時折「右斜め上」に向かう。
世界地図で右斜め上。それはアラスカだ。
今夜も世界最長の犬ぞりレース『ユーコンクエスト』を
テレビにかじりついて見た。
今頃どんなオーロラが出ているだろうか。
いま何度ぐらいだろうか。
番組を見ながら、映像を勝手に自分の脳内で変換し始める。
こうした想いを持てる場所があるのは
人生において幸せなことだ。
大学三年の2月、初めてアラスカの玄関口アンカレッジを訪れた。
当初1週間ぐらいの予定だったが、アラスカは
そんな簡単に僕を離してはくれなかった。
結局22日間、滞在した。
陸路のない北米最北端の村、バローにまで足を伸ばした。
マイナス35℃の中、凍った北極海の上で寝そべり、
エスキモーに写真を撮ってもらった。
あれから四半世紀が経とうとしているが、想いが衰える気配はない。
四度目のアラスカもそう遠くはないだろう。
2017/12/07
今年はここまで一度も体調を崩していない。
まずいなと思う。
一昨年は、40℃近い熱が4回出て、
その都度1週間ほど倒れた。
昨年は、その原因不明熱で精密検査した結果
偶然見つかった腫瘍の手術をした。
親指大の腫瘍が良性のままで見つかったのは、ぶっ倒れたおかげだった。
腫瘍と高熱の関係はなかったが、大事なメッセージを届けてくれたのだ。
受けてみて初めて知ったが、手術は「超精密健康診断」でもあった。
全身くまなくリスクを徹底的に調べるので
ターゲット以外の心配が当面ない。
今年はここ数年にない健康な年を過ごせて感謝なのだが、
しっかり倒れなかった年でもある。
今朝、あわてて健康診断を申し込んだ。
2017/12/06
番組でライザップを特集していた。
ジムや英会話、料理教室は知っていたが、ジーンズメイトなどの経営に
参画して立て直しに成功しているのは知らなかった。
結果、つまり数字でしか評価しない、評価されない世界は、
厳しいようで事業をやるうえでは当たり前だ。
しかし僕自身含め、囲碁界で意識している人、会社はほとんどない。
開始して1ヶ月が経過した『上達の約束』は、囲碁界ではじめて
受講者に対して結果を「保証」する教室だ。
現在6名に受講していただいている。
教室の質を高める努力をすると同時に、自分たち自身が、
事業として数字にこだわり結果にコミットできているか、
厳しく問いかけ続けなければならないだろう。
*囲碁教室『上達の約束』
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo
2017/12/06
今日はおとなり将棋界が羽生永世七冠誕生で盛り上がっている。
ところで将棋と囲碁の違いを一言で、といわれたらどうするだろうか。
盤上のコマ(石)が動くのが将棋、動かないのが囲碁だ。
囲碁の石は、まるで時の流れのように一度打ったら取返しがつかない。
そして囲碁の強い人は、
「変えられない過去の一手」の価値を
「変えられる未来の一手」で変えていくことが出来る。
輝く未来のために、過去を再認識、再構築していくゲーム。
僕はその囲碁から多くを学んで今日がある。