2018/01/08
今日は今年最初の『上達の約束』だった。
場所は渋谷から神田に移動した。
八重洲にあったいずみ囲碁ジャパンの新店舗だ。
新しい女性メンバーが1人増えて5人となりさらに賑やかになった。
僕はメンバーが受講後にも記憶に残る気づきを
1つだけ届けるように毎回心がけている。
それには「良質な例え」が有効だ。
今日は、囲碁の陣地の価値が、着手が進むにつれて
刻一刻変化することを、坪単価(土地の値段)で表現してみたら、
思いのほか盛りあがった。
囲碁は交互に打って陣地の大きさを競うゲームだから、
相手よりも早く価値の大きな場所に打つことが鍵だ。
それをそのまま、価値の大きな場所から順番に打ちましょう、
ではだめだ。
メンバーは皆、教わる経験が豊富だから、
どこかで聞いたことがある話には、うなずくことはあっても耳はたたない。
記憶に粘ることもない。
良質な例えで表現すること。
教えるときにいつも念頭におきたい。
*上達の約束
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo
2018/01/06
四半世紀ぶりに会う中高の友人との話は、一瞬で時を駆け巡り、
そして時を忘れてあちらこちらで花が咲いた。
予想どおりと言うべきか、ブログに書いたとおりと言うべきか。
考えていることを話す、というより、
口から言葉が出てはじめて自分が何を考えているかわかる。
そんな感じの小気味いいテンポで話がどんどん展開した。
先月僕が訪問した長瀞の宝登山神社に
先週彼が初詣に行っていたこと。
先週僕が旅をした琵琶湖の湖南に
来週彼は出張で行くこと。
こんな偶然もあった。
「昔の仲間はもう増えない」
あたりまえのことだが、これからも大事にしたい。
*米沢牛のランチが美味しい和食の店『鈴家』
http://sakano-dining.com/suzuya/
2018/01/05
このタイトルだとふつうは「ブログの影響力」、
たとえば、ブログで〇〇が広まったとか、
□□から嬉しい話がきた、をイメージする。
筆者もそれを期待したいところだが、残念ながら違う意味の力の話だ。
このブログを続けて読んでいる方(感謝です!)は記憶にあるだろうか。
今年はまだ身体を壊していないから心配だ、
などと生意気をブログに書いたら、翌週見事に壊れてしまった。
11月は米寿の方に飲みに誘われ、
12月は誰からも忘年会の誘いが来ないなか、
唯一5歳の姪っ子からクリスマスに呼ばれたことも
嬉しさのあまり筆がすべった。
そのとき、これからきっと88歳と5歳の間からも誘いがあるだろう、
と希望をこめて結んだのだが…
なんとそのブログのあと、47歳(88歳と5歳の丁度中間!)の
高校の同級生からランチの誘いがあったのだ。
頻繁にあっている友人ではない。27年ぶりだ。
いったいどんな話になるのか。
まぁ男子校6年間も一緒に過ごした仲なので、
四半世紀やそこらまともに話をしてなくても、
一瞬で昔に戻って話が弾むにちがいない。
と、ここに書いておけば、明日はそうなるだろう。
2018/01/04
うちの母に限らず、加齢とともに
「言いたいことはわかるけど、それじゃないんだよなぁ」
ということが増えてくる。
こちらもいちいちつっこまずに、勝手に「変換」して理解する癖がつく。
2年前に出版したとき、母の第一声を覚えている。
―どうせあなたの本なんて売れないんだから
本屋さんに頼んで『花火』のそばにでも置いてもらいなさい。
これはいいとしても、ものには限度というものがある。
いつだったか、電話のついでに小学一年生の姪っ子(孫)の話になった。
―最近の小学生はすごいわよ。帰宅のときに学校の門を出ると
「いま門を出ました」ってお知らせがお母さんにくるらしいの。
あれなんて言ったかしら。そうだ、きっとJアラートがついてるんだわ。
日本中が真剣に心配しているものとGPSを間違えるとは不謹慎だ。
放置しておくとほかでも言いふらしそうだから、
久しぶりにつっこもうかと思ったが、結局やめた。
この3文字も少ししたらすぐ別のものに置き換わってしまうに違いない。
2018/01/03
最近テレビをつけると「静かな番組」に
チャンネルをあわせることが多くなった。
タレントや俳優が少々大げさにコメントする番組は避けてしまう。
加齢に伴う自然現象なのだろう。
元旦の朝、NHKをつけていると、好みの静かなトーンで
ある番組が始まった。
『2時間でまわる伊勢神宮』
飽きさせないスピーディーな展開と
元旦らしい厳かな雰囲気に魅かれて、
お雑煮とおせちを食べ終わったあとも最後まで見続けた。
番組が終わり、さてテレビを消して年賀状をとりにいくかと
立ち上がったそのとき、エンドロール最後の
「統括ディレクター」のところで目がとまった。
3歳年下の大学テニスサークルの後輩だった。
NHKで数少ない女性ディレクターとして頑張っていることは
知っていたが、元旦朝の番組を任せられるとはびっくりだ。
嬉しくなって早速メールした。
番組をつくりながら私自身も色々と学びました、
とすぐ返信がきた。
普段は気に留めることもない番組のエンドロールに
「静かな活躍」が隠れていることを知った。