2018/01/26
リピーターという言葉は2度目でも使われるだろうが、
本当は3度目以降が正しいのではないだろうか。
と勝手に思っている。
飲食店では、この3年間で1度だけ行った店が全体の半数ぐらい。
残りの半数のうち、2度だけ行った店と3度以上行った店は
前者のほうが少し多い感触だ。
僕には「3度目の壁」は「2度目の壁」より高くそびえている。
リピーターは3度目から、の理由である。
一昨年からラジオや講演、新聞など、
人前で話したり書いたりする機会をわずかながら頂いてきた。
まだ仕事と呼べる柱にはほど遠いが、何度か「2度目」のお誘いもあった。
しかし「3度目」はまだない。
もう1ヶ月近く過ぎてしまったが、
もし間に合うなら今年の目標にこっそりいれておこう。
*FMヨコハマ(2016/1/18 12分)
http://initial02.from.tv/download/20160118.mp3
2018/01/25
面識が全くない人よりも、一度でも会ったことのある人の
ほうが耳が傾くというのは事実だろう。
最近話題になっているこんなニュースに目が留まった。
「首都圏大雪時の間引き運転は逆効果」
http://toyokeizai.net/articles/-/205736
自然だからと諦めムードになりがちの現状に一石を投じている。
利用者として拍手喝采したい。
執筆の阿部さんはJRに長年勤務したあと
珍しい「鉄道ベンチャー」を立ち上げた人だ。
僕が運営サイドで参加して司会を務めた
『生涯現役サミット2017』で知り合った。
たまたま隣席となった懇親会で、僕が日頃感じるこんな疑問
をぶつけたところ、思いのほか意気投合した。
「なぜ月曜終電と金曜終電の混雑が倍は違うのに
『平日ダイヤ』にこだわるのか」
僕は利用者として疑問を持ち続けているだけで何もしていないが、
今回の大雪の件もしかり、彼はプロとして問題提起を続けている。
著書『満員電車がなくなる日』は
小池都知事が推薦したことでも話題になった。
彼の姿勢を見習いたい。
2018/01/24
本当に日本語が読めるのか、は一旦置いておこう。
5日前(1/19)のブログ『大きくなったらわかる』を読んだらしい。
こんな返事がサンディエゴから届いた。
―アンクル明、ブログ見たよ。
ちょっとドラマチックな書き方ね☺
私ね、本当はわかっているのよ。
もう大きいからね!Hahaha~
16歳の姪Hana(写真奥)からだ。
まぁこちらも「十分」大きいので
Hanaがわかってるのはわかっていたが、
それも一旦置いておこう。
―ちょっとドラマチックな書き方ね。
まるでクラスメートにむけた感想ではないか。
顔文字つき。しかもその指摘が的を射てる。
31歳年上のおじさんはふつう“ぎゃふん”だろう。
そんな「下からの上から目線」、アンクル明は嫌いではない。
理由を考えてみた。
昨夏の写真をみるかぎり、本当は上下がないのかもしれない。
2018/01/23
昨日は前日に続いて87歳のシニア宅でPCと囲碁指導だった。
日曜は富士山に沈む夕陽を眺めながらだったが、
月曜は一変、吹雪の大都会が窓の外にひろがった。
いつも対局が始まり少したった頃、奥様がお茶をいれてくださる。
昨日は桜茶に和菓子だった。
本当は話をしながらゆっくり味わいたいが、
対局中は盤面に気がとられてしまう。
それでも一口食べた瞬間、これはうまい!と思ったのは覚えている。
桜茶の薄い塩味が和菓子の甘味をひきたてていたのも。
しかし味の記憶はすぐに「脳の別フォルダ」に仕舞われる。
あとでそれを取りだすことはめったにない。
対局中、僕は「味のわからなくなる男」になる。
昨日いただいたのは、赤坂にある和菓子の名店、『塩野』の
生菓子であることは知っていたので、あとで調べて驚いた。
15種類ある「1月の和菓子(1個370円)」で
これだけ1個700円(!)の『菱葩餅(ひしはなびらもち)』だった。
説明にはこうあった。
求肥餅の中には赤く染めて菱形に抜いた求肥と密漬けごぼう、
そして優しさの中にもきりっと風味のある味噌餡がはいっている。
いまさらながら昨日の味がよみがえってきた。
あの中にはたしかに優しい味噌がいた。
味噌はたしかにきりっとしていた。
包んでいた求肥はたしかにほっぺたより柔らかかった。
あぁ、かなうことなら碁盤の前ではなくもう一度…。
もうひとつ。
包装をあけたとき、ごぼうを楊枝と思って最初に抜きとり、
しずかにお皿に置いたのを思い出した。
*御菓子司 塩野 http://www.siono.jp/201801.htm
2018/01/22
僕は2歳から4歳を山形の米沢で過ごした。
冬は豪雪で家が埋まり、2Fから出入りしていたそうだ。
かすかな記憶がある。
遊んでいる最中、雪の穴に落ちてしまって父に助けられた。
恐らく大きな声で泣いたにちがいない。
写真や伝聞で作られた記憶もあるだろうが、
楽しい最中に突然起きた「悲劇」は記憶の底にたしかにある。
今日、久しぶりに東京は雪景色となった。
二子玉川に住む5歳と7歳の2人の姪は、
さっそく自宅バルコニーで楽しんだようだ。
妹のほうの右足を見ると、この記憶は僕のよりも
もっと確かなものとして刻まれるだろう。