2018/03/03
プロフィール欄に、選挙に出て落選したことが書いてある人がいた。
くすっと笑ったが、これはわかる。
選挙に出ること自体がアピールになる。
だがふつう、履歴書に、「〇〇大学受験失敗」とか
「事業で失敗して〇億損失」と書く人はいない。
挫折は職歴にはあらわれない。
現役時代の華やかな職歴を武器に、企業の顧問につくシニアがいる。
だが定着することは少ないそうだ。職歴至上主義の弊害だ。
大企業出身者が中小企業の顧問となる場合、
舞台の大きさも文化もことなる仕事場で輝けるかどうかは、
知識や華々しい実績よりも、人間力が決め手になる。
いままでいかに挫折を経験して、それを自分の力で乗り越えてきたか。
いま、社会でシニアに求められているのはそんな力や経験なのだろう。
「キャリアよりもキャラ」
そんな視点で選べる場を創りたい。