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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


阿佐ヶ谷の商店街を散歩していると

ふと目に留まったものがあった。



『たいやきの開き』



?!



意味が一瞬わからなかった。



開いてどうするんだ~。

頭の中でつっこみの声がひびく。



たいやきの皮がすきなあなたへ。



その言葉ですこし納得した。

たしかにけっこう好きかもしれない。

ただ、ちょっとかわいそうになってしまった。



いきものじゃないのに。


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2018/03/14

経年進化


ハウスメーカーの人から日々、気密性、断熱性、遮音性といった

普段耳にしない言葉で営業をされている。



気づくと「性能」で家を比べ始める自分がいる。

あぶない。あぶない。



20年前、いや、10年前と比べても、見たことのない機能が

登場しているので
目がひかれる。



だがそれは、10年後、20年後も、

また新しい機能が登場するということだ。



いま最新であるものに目を奪われるのは、

将来新たに登場するものが羨ましくなるということだ。



そんな繰り返しの輪の中には入りたくない。



いつまでたっても古くならないもの。

いや、古くなっても、それがむしろ嬉しくなるようなもの。



経年劣化する「性能」ではなく、

経年進化する「質」に目をむけて選びたい。


2018/03/12

高校OB大会


石音をはじめて12年がたち、僕が始めたリアル大会で

今も続けているのは1つだけになった。



昨日は9回目の「全国高校囲碁OB/OG選手権」だった。



毎年開催していたが、震災でスキップして以降は開催が

1年おきになった。



高校のクラブ活動の同窓会を、卒業後、数十年たっても

続けているところはあるだろう。



だが、OB同士の対抗戦を、8校も集まって開催し続けて

いるのは珍しいかもしれない。




ひとくちに高校OBといっても、集まるメンバーは

大学生から70代まで幅広い。そして集まるメンバーは、

アマチュア囲碁界の
トップレベルの打ち手ばかりだ。



懐かしい同窓会に、懐かしい真剣勝負が加わった

独特の味わいがある。



僕は全体の幹事を1人でやりながら、母校の幹事、監督、

そして昨日は選手にもなった。




「代打俺」といえば、出来る監督風でカッコはいいが、

何せ実力がともなわない。個人では連敗した。




しかし毎回思う。



事前の調整や、母校のメンバー集め、当日の運営、

それらがすべて終わったあとの感触がいい。



大会がおわり宴のあと、皆が帰り際、名残惜しそうに

名札をはずして会場をあとにする。



それをまた見たくて、再来年、五輪の年にも

僕はまたこの大会を開催することになるだろう。



「この前はすみませんでした。主人にこれとこれを根本さんに

出して
頂戴ね、と何度もいっておいたのですが」



87歳のシニアの御宅にうかがう頻度が最近増えている。

先月は9回訪問した。




奥様が外出のときは、事前に冷蔵庫にお菓子を用意してくださっている。

それをご主人はしばしば忘れるのだ。



奥様は笑って言う。



「こんど私がいないときは、『なにか出すのをわすれていませんか』

と主人にちゃんと言ってくださいね」




お宅に伺うようになってからもうすぐ10年がたつ。

まだ「お茶の催促」ができる域には達していない。



だが近いところまではきているかもしれない。



「美味しいコーヒーで素敵なティータイムを」



中野駅前の看板にふと目がとまった。



そうか。コーヒーよりティーのほうが守備範囲が広いのか。



「美味しいティーで素敵なコーヒータイムを」

にはならなさそうだ。



たしかに「お茶しない?」といって

本当にお茶を頼む人はあまりいない。


お茶やティーという言葉は、固有から一般までをカバーしている。



では本当にティー>コーヒーなのか。

コーヒー派の僕は、もう少し考えてみた。



「コーヒーブレイク」という言葉がある。



ティータイムと同じように使われることもあるが、

その意味での登場頻度はティーよりすくない。



だが、飲み物や喫茶から離れて、「ちょっとひといき」といった

エッセイやコラムの名称にも使われるときは


俄然コーヒーに軍配があがる。



生活における守備範囲の広さでいえば、

ティーとコーヒーは互角。



というのが、

今日のティータイムで出した

コーヒーブレイクな結論だ。


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