2018/02/28
今日は東京商工会議所(東商)の中野支部を訪問した。
これから1年間、毎月開催するセミナー
『シニアを活かす目のつけどころ』の後援をお願いした。
担当者と話をしながら、ふと思い出した。
今から15年ほど前、僕は大阪商工会議所(大商)に
毎週のように出向いていた。
大商は当時、全国の商工会議所に先駆けて最大規模の
ビジネスモールをネット上に持っていた。
僕の会社は、商流をネットに乗せる数少ない実例として
紙のネット取引市場を運営していたので、大商と提携して近畿圏をまわった。
最初の1年は出張が30回を越えた。
新しいことをするときは自分ひとりでやろうとせず、
できるだけ動きまわり、広く仲間を募る。
15年前は「商流をネット上に」で大商からだったが、
今回は「シニアの力を社会に」で東商中野支部から始まる。
よみがえる記憶が、いま、自分をワクワクさせている。
2018/02/27
『坐忘』:静坐し現前の世界を忘れる。
一昨日訪れた笛吹川沿いの宿は、仏教用語から素敵な名前をつけていた。
心地よい和の設えで至福のひとときを楽しんだ。
広いラウンジが素晴らしかったな。
朝食が美味しかったな。
いい湯だったな。
いまも余韻が残る。
だがこれらは時とともに薄れていくだろう。
ほかの宿の記憶に上書きされることもあるだろう。
いっぽう、義理の両親に予想以上に喜んでもらえたことは、
時とともに記憶が濃くなっていく予感がする。
「時のごちそう」
とはこういうことなのかもしれない。
2018/02/25
今日は短時間ながら久しぶりに絵と向き合う時間があった。
山梨の笛吹川温泉に義理の両親と一緒に来ている。
途中山梨県立美術館に立ち寄った。
ミレーの『種をまく人』
少し薄暗い背景の中で、農夫が種をまいている。
それだけの絵なのだが、なぜこれが彼の代表作なのか
少し感じることができた。
収穫という未来に向かう力強さがある。
未来に向けて種をまいている。
その絵の前に立っていると、自然と元気になる。
絵の力を感じるひと時を楽しんだ。
2018/02/23
ねもちゃんさぁ、数字好きだよね~。
昨年京都で久しぶりにあった8歳年下の後輩から言われた。
数字好きかどうかはわからないが、たしかに毎日数字と親しんでいる。
ぱっといま何時何分かをあてる。
レジで会計中に金額をあてる。
毎回ゲーム感覚でひとり楽しんでいる。
最近、いままで縁のなかった数字に気をうばわれている。
ご存じ「坪単価」だ。
建物価格を広さで割った数字で、
住宅メーカーを横並びで比較する目安ながら、
定義がバラバラなのが面白い。
広さが屋根のあるところの総面積、つまり延床面積なのか、
バルコニーなどを含んだ延床面積なのか。
坪単価にキッチンやお風呂などの設備を含むのか。
各社が自社に有利な部分だけを切り取ってアピールしてくる。
こちらも真実を見抜く目を持たないと太刀打ちできない。
さらに、同じ広さ、たとえば36㎡に同じ素材も使っていても、
坪単価がちがう場合がある。その建物が6m×6mか、4m×9mかで
壁の長さが2m違うからだ。
こんなことをブログに書いているから「数字好き」と言われるのかもしれない。
と、いま気がついた。
2018/02/21
昨晩は中高の同級生5人が集まり、
久しぶりに日付がかわっても飲み続ける夜となった。
36年前にスタートした中高6年間は、
7時間ちかく話続けても少しも退屈しない力をもっていた。
今年48歳を迎える僕らにとって、一緒に過ごした濃い6年と
別々の42年は、いま丁度良いバランスになっている。
プリンに例えれば、6年がカラメルで42年が黄身の部分。
まぜて食べるとほかでは味わえない絶妙な味になる。
最近知り合った友人や、20年以上交流が続く会社の元同僚とは違う
「プリンの法則」を感じる夜だった。