2017/12/02
踏切で遮断器が降り始めたので渡るのを諦めた。
間もなく右から電車が来て、通りすぎてから遮断器が開く。
となるのが僕の中での常識だった。
ところが…
今日は遮断器が降りて右から電車が来て、
それが通り過ぎる前にまた遮断器が開いた。
「あらっ」と意表をつかれた。
危ない!という話ではなかった。
やってきた電車はそのまま右のホームに停車して
そのあと遮断器が開いたのだ。
ではなぜ最初に遮断器が降りたのか…。
その電車は特別だった。
停車中の車両は先頭車から煙がたちのぼっていた。
いったん遮断器を下ろさないと、電車が止まる前に電車の前に
回り込む人がいて危険なのかもしれない。
僕は今日、秩父鉄道の長瀞駅で人生ではじめてSLに遭遇した。
しかし、踏切の常識を超えた遮断器の動きに心を奪われた。
2017/12/01
30代の僕の本棚は、恥ずかしながらビジネス本と囲碁本で
埋め尽くされていた。
これは明らかに「本棚の栄養不足」だった。
本棚は自分の脳の外付けハードディスクだ。
つまり、僕自身の栄養不足でもあった。
30代の僕は偏食ならぬ偏本だったのだ。
あれから10年、「偏本」はだいぶ改善された。
食べ物や健康、紀行文、美術、歴史、エッセイ、小説など
少しずつ増えてきた。
そろそろ年末だ。
今年読んだ本と、読みかけの本、これから読む本、
優先順位をつけながら入れ替えよう。
来年は今年よりもさらに滋味に富む
「かっこいい本棚」を目指そう。
2017/12/01
僕が理事を務める(一社)全日本囲碁協会では
毎年2月の建国記念日に大会を開催している。
今日はその企画の打合せで中心メンバー、33歳から88歳まで
8名が集まった。うち4名が80代だ。
来年2月12日は、今までの内容を一旦全部白紙に戻して
0から新しいものを創りあげることになった。
過去を捨てる勇気。
変わろうとする気概。
年長者が率先して新しい、若々しい一手を打とうとする、
気迫溢れるこの打合せは、これからもずっと僕の記憶に残るだろう。