2017/12/13
来年の3月に、9回目の『全国高校囲碁OB選手権』を
開催することが決まった。
大学のOB大会は色々あるが、高校のOB大会がないことに目をつけて、
僕が2006年に立ち上げた大会だ。
最近は2年に1度のペースで開催している。
この大会は、母校の囲碁部員OBが集まる同窓会とは違う。
高校時代に切磋琢磨したライバル高校同士、あの時を思いだしながら
7人一組、3人一組で闘う団体戦だ。
全国8高校、40名が集まる。
大学生や社会人になって間もない20代の若手から
60代のシニアまでが、母校の看板を背負う。
その日の囲碁サロンは、皆それぞれが高校生に戻る場所となる。
いままで何度も大会継続が危ぶまれたが、なんとか12年間続けてきた。
30年来の囲碁仲間が集う機会は他にはない。
僕は大会幹事としても、母校の監督としても選手としても
この大会を楽しむことができるお得な立場だ。
これからもゆるく続けていきたい。
2017/12/11
社会人になって24年が過ぎようとしているが、
今年は前代未聞の事態となっている。
忘年会の予定がない…。
となりの勤め人からは、やはり友達いないのね~と
容赦ない言葉が飛んでくる。
そんなわけないだろ、と軽く受け流す顔の一部が
もしかするとひきつっているかもしれない。
そうか。
たまにはこんな「忘れられない年」があってもいいかもな。
どんな手を使ってでも、明るく、楽しく、新年を迎えよう。
2017/12/10
今日は渋谷で囲碁教室『上達の約束』だった。
毎週参加しなくてもいいしネットでもいい。
頻度も参加形式も自由に選べる教室は珍しいかもしれない。
4名の生徒に講師2人が2時間半向き合った。
今日の僕のメインメッセージは
「1つの石に2つの意味をこめよう」
囲碁というゲームは交互に着手して最後に陣地の大きさを競う。
終わるときは盤上にほぼ同数の石が並び、
大きさの違う陣地がそれぞれできる。
石1つ1つの効率を競うゲームといえる。
たとえば相手から攻められたときに
「守るだけを意識して打つ」のと
「守りながら相手への攻めもねらう」
とでは、最後に大きな差となるのだ。
いまこうしてブログを書いていることを一手、1つの石とすれば、
「ただブログを書いて皆さんに読んでもらう」
だけを意識するのと
「将来本を書くための練習」や
「自分の気づきの備忘録」
「アクセス数を増やしてHPのSEO向上」
などいくつも狙いを持つとでは、半年後、1年後に
違いがでるだろう。
今日は繰り返しこのメッセージを発しながら
自分の普段の行動をふりかえるきっかけにもなった。
こうして教えながら、自分が一番「上達」しているのかもしれない。
*囲碁教室の新しいカタチ『上達の約束』
https://peraichi.com/landing_pages/view/jotatsu-promise-igo
2017/12/09
自営業の僕にはないが、勤め人のつれあいには賞与がある。
それにあわせて夏と冬、ランチタイムに築地の
『秀徳2号店』に突撃している。
僕らはいつも、腕と人柄に魅かれて名取さんを指名する。
毎回驚きがある。
「はいっ、ブリ大根ね~」
手もとにおかれたブリの鮨の上には大根おろしとカラシが少し。
いままで鮨の上に黄色いカラシが乗っているのを見たことがない。
しかし「ブリ大根」ならカラシはありだ。
「つぎはサワラいくよ~」
サワラを鮨はもちろん生で食べた記憶もない。
「身が柔らかいからほかでは握りにしないね。
うちのはなんてったって鮮度がいいからね」
年に2回のこの企画、『時すでにおすし』と名付けて楽しみしている。
今日で5回目だが、次は来春、企画外で両親を呼ぼうと思う。
*築地場外 秀徳2号店
http://www.shu-toku.com/shutoku2
2017/12/08
この時期になると僕の心は時折「右斜め上」に向かう。
世界地図で右斜め上。それはアラスカだ。
今夜も世界最長の犬ぞりレース『ユーコンクエスト』を
テレビにかじりついて見た。
今頃どんなオーロラが出ているだろうか。
いま何度ぐらいだろうか。
番組を見ながら、映像を勝手に自分の脳内で変換し始める。
こうした想いを持てる場所があるのは
人生において幸せなことだ。
大学三年の2月、初めてアラスカの玄関口アンカレッジを訪れた。
当初1週間ぐらいの予定だったが、アラスカは
そんな簡単に僕を離してはくれなかった。
結局22日間、滞在した。
陸路のない北米最北端の村、バローにまで足を伸ばした。
マイナス35℃の中、凍った北極海の上で寝そべり、
エスキモーに写真を撮ってもらった。
あれから四半世紀が経とうとしているが、想いが衰える気配はない。
四度目のアラスカもそう遠くはないだろう。