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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


現在準備を進めている『名脇役』プロジェクト。

その打ち合わせで「定年後、シニアはすぐには成仏できない」

という話になった。




「成仏する」とはなにか。



それは「ただのおっさん」になることだ。

出身企業や肩書を意識から消せることだ。



簡単そうで最初はなかなか難しいが、誰しもほどなく

成仏するときはくるらしい。




それは、再就職を目指すも、「自分でなければできない」

思える仕事を見つけるのが無理とさとる時だ。



お金に困っているわけではない、智慧も人縁も豊富なシニアが

こうして社会から離れていく。
個人の意識の成仏が、社会からの成仏となる。



「成仏したからこそ満足できる仕事にめぐりあえる」



こんな仕組みをつくりたい。

いま、そう本気で思っている。



北斎の娘が絵を描くことも、その数少ない絵の代表作の一つが

「関羽と囲碁」だということも、今日雑誌を読んで初めて知った。



関羽が毒矢の治療で右腕を手術したとき、麻酔をせずに囲碁を打っていた

のは三国志で有名な話だ。



彼女がなぜこのシーンを題材にしたのか興味がわく。


三国志だからなのか、関羽なのか、囲碁なのか。

囲碁ファンだったらいいなぁ。



偶然なのだが、宮崎あおい主演、NHKで先日「北斎の娘」が放送されたらしい。

10月7日再放送のドラマを見てみることにしよう。




IMG_7069



先日のセミナーのテーマは「真似をしない」だった。

僕は数日間、「真似」という井戸を掘り続けた。意外と深かった。



そんな折、朝刊を読んでいたら、来春六本木の国立新美術館で開催される

印象派展の広告が目にとまった。
真ん中に大きな絵がある。



そうか、モネか。

夏の庭を描いた明るい色彩を見て、たいして詳しくもないのに

知ったかぶりする癖が頭をもたげた。



しかし画家の名前を見るとエドゥアール・マネとあった。

あらっモネじゃなくてマネなのか…。



こういう偶然を僕は見逃さない。



さっそくどんな画家か少し調べてみて驚いた。



1866年、モネの作品がマネのものと間違えられたきっかけで

2人は交流を深める、とあった。
マネはモネを真似たのではなく、

自らが示唆を与えた
印象主義からあとで逆に影響を受けたそうだ。



どちらがどう真似たかはわからない。



確かなことは、僕の頭の中が「真似」でいっぱいだった時、

こんな広告に出会ったということだ。


2017/09/27

物語の力


今日は、私が理事を務めるNPO法人ライフベンチャークラブ

「生涯現役塾」だった。




この塾は毎月1回、32年間、一度も休まず継続しているもので

今回がなんと第381回。
私は昨年からだからまだ10回ほどだが、

この会の継続力には驚かされる。



今日私が発表したのは、シニアの活力を社会に活かすアイデア

『名脇役プラン』。




いつもなら企画発表ということで、要点だけレジメにまとめて

配布して説明するところだが、今日は趣向を
変えてみた。



「名脇役になる日」という小エッセイを書き、それを読み上げたのだ。

いつもの企画説明だと20分はかかるが、これは
A4の表裏の文量だから

読むのには
5分もかかからなかった。



僕が読み終えたあと、列席のメンバーからは歓声があがった。



「面白いね~」

「こういう話、あちこちで聞くのよ。そうなのよ」

「これ、映画にしたいね!」



映画はオーバーにしても、予想以上の反応に驚いた。

そうだ。ビジネスモデルよりも、共感が大事なんだ。



物語の力をあらためて知った発表になった。



毎月1回で5ヶ月連続。大手町の3×3LABOで開催したセミナーが本日終了した。



タイトルは『目のつけどころの鍛え方』



第1回 5/29  総論

第2回 6/26 世代を超えた交流から学んだこと

  対談:東瀧邦次氏(日本生涯現役推進協議会代表)

第3回 7/24 「ビジネスを続ける」から学んだこと

    対談:西川喜久氏((株)西川精機製作所社長)

第4回 8/29 人とつながる。人をつなげる。

      対談:若松悠夏氏((株)story取締役)

第5回 9/26 「真似をしない」を科学する

      対談:梶谷誠氏(電気通信大学学長顧問)



『目のつけどころ』

この捉えどころのないものをどう料理するか。

悩む日々が続いたが、5回終了したいま、

この1つ1つが自分の糧になっていることを感じている。



各回のサブテーマを自分の経験から素直に話せる題材をつかったのはよかった。



2回目からは後半に対談をもってきて、文字通り老若男女、

ジャンルも違う人とじっくり対談ができた。僕自身の学びが大きいものだった。



目のつけどころの鍛え方。

AIが人の仕事を奪う、という見方が大勢の今後、

大事な視点だと思う。じっくり着実に育てていきたい。



チラシビジュアル案


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