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根本席亭ブログ 500人の笑顔を支える、ネット碁席亭日記 囲碁の上達方法やイベント情報など、日々の出来事を発信していきます。


前回お話した、「相手の土俵で教えよう!」

今回は、囲碁初めての人向けに雑談するシーンを想定しましょう。



相手の土俵で入門者と囲碁雑談する



これ、簡単そうで、そんなに簡単なことではありません。

ポイントはやはり「相手の土俵」。

そうです。囲碁愛だけで攻めてはだめなのです。

なぜなら相手はまだ囲碁を知らない

というか、おそるおそるノックしてる状態だからです。



 注)囲碁愛は必要です。この人がこんなに情熱を傾ける囲碁って何だろう、

   と興味を持ってもらえる面もあります。但し、囲碁愛だけで突っ走ると失敗します。



ではここで皆さんの「囲碁雑談力」チェックです。

これから教える相手の情報が入りました。どう「囲碁展開」しますか?



A子さん(35)  岩手出身で趣味は華道です。秘書をやってます。

B君(25)    スポーツ大好きで昔アメフトに燃えてました。出張で世界廻ってます。

C子さん(29)  紙のデザイナーです。趣味でゴスペルグループに所属してます。



席亭はこの入門者向け雑談を、「なんでも囲碁返し」とよんでます。^^

上達するには、囲碁に関する小ネタを100準備するところから始めましょう。

慣れてきたら自分なりにカスタマイズしたり、ユーモアをまじえたり。



もちろん正解はありません。席亭ならこんな展開にします、は次回お話します。



棋力は関係なし、知ったかぶりでどんどん教えよう!

前回寅さんから教わったことでした。

今日は、教える時に一番注意してほしいこと、言います。



「相手の土俵で教えよう!」



えーな~んだ、そんなことはいつもやってます。

はい、そうですか。では相手が少し変な手を打ったとき、

こんなこと、やってませんか?



 「あっこれはこっちじゃなくて、こっちなんですよ。」



初心者は、自分なりに一生懸命考えて、ドキドキしながら打ってます。

手直しされてしまうと(正解を言われると)、ほとんどのケースでは

あっそうなんですねー。(という顔をして)

分かりましたー。(となってスルーします。)

なぜなら・・



質問したくても、何を質問していいのかわからないな。

せっかく親切で教えてくれてるのに(分からないって言ったら)悪いな。

こんなこと聞いたらバカだと思われるな。



しかし心の中では・・

「えーでも私はこうしたいからここに打ったんだけどなー」

「俺のこの石は、この手はいったいどうなるんだー」

「どうしてこの手じゃだめなんだ」



ではどうすればいいでしょう。

席亭のお薦めする作戦は



○ 笑顔で、「どうしてそこに打ちましたー?」と、まず相手の考えを聞く

○ その返答をうけて、『徹底的にポジティブに!』 まずその手を褒める

○ そして、ほかの選択肢はないか、再度考えてもらう



この3ステップです。

このキャッチボールがしっかり出来れば、

正解をあわてて教える必要はありません。(!)



皆さんは、正解を教えたい気持ち、抑えてますか?



今日のキーワードは『相手の土俵』でした。次回も続きます。



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