2012/04/14
席亭が初対面の方に囲碁を教える時にまず意識するもの。
それは「コミュニケーションパイプ」です。
自分以外の全ての人と、このパイプは繋がっています。
しかし最初は砂でつまっています。一生懸命何かを伝えようとしても、
それは砂に邪魔されて声も内容も相手にはっきりは届きません。
夫婦や親友同士が「つーかー」なのは、このパイプ内が
すっきり綺麗で邪魔するものがないからです。
この状態だと声や文字で伝達しようとしなくても結構伝わります。
皆さん、囲碁を教える前にこのパイプを通してますか?
短時間で「つーかー」は無理ですが、ある程度は工夫できます。
笑顔で質問する。その返答から相手の土俵でトークを広げる。
アイコンタクトする。小物を使って注意をひきつける。
相手から質問が出始めたらしめたもの。
どんどん話を膨らませましょう。
『囲碁指導 最初は脱線 それ本線』 (字余り)