2018/01/03
最近テレビをつけると「静かな番組」に
チャンネルをあわせることが多くなった。
タレントや俳優が少々大げさにコメントする番組は避けてしまう。
加齢に伴う自然現象なのだろう。
元旦の朝、NHKをつけていると、好みの静かなトーンで
ある番組が始まった。
『2時間でまわる伊勢神宮』
飽きさせないスピーディーな展開と
元旦らしい厳かな雰囲気に魅かれて、
お雑煮とおせちを食べ終わったあとも最後まで見続けた。
番組が終わり、さてテレビを消して年賀状をとりにいくかと
立ち上がったそのとき、エンドロール最後の
「統括ディレクター」のところで目がとまった。
3歳年下の大学テニスサークルの後輩だった。
NHKで数少ない女性ディレクターとして頑張っていることは
知っていたが、元旦朝の番組を任せられるとはびっくりだ。
嬉しくなって早速メールした。
番組をつくりながら私自身も色々と学びました、
とすぐ返信がきた。
普段は気に留めることもない番組のエンドロールに
「静かな活躍」が隠れていることを知った。