2013/11/12
ガス使用量の年間最大日は、最も寒い日ではなく、前日からもっとも気温が下がった日だそうです。人はこの落差に弱い、ということなんですね。もちろん僕もです。^^
ここ数年、「想定外」という言葉をよく聞くようになりました。これも落差の一種でしょうか。想定の範囲の落差を超えてしまった、外にはみ出てしまった。
少しエクスキューズも込めて表現するのに便利な言葉です。
誕生日などによく決行される「サプライズ」も落差活用ですね。
感動を産む落差、サプライズ、僕も大好きです。
ただサプライズも頻発しすぎると、落差が小さくなって「想定内」の範疇になって効果も小さくなります。
そういえば昔昔、期待する→期待はずれる→がっかりする、
のサイクルを繰り返して少し疲れていた時期がありました。
その対策として若かった自分が編み出したのが「期待しない法」。
期待しない→期待はずれてもがっかりしない→たまにうまくいって喜び倍増、
というサイクルにすることで楽になることを発見して、喜びました。
この「期待しない法」、これ最初は精神的にも安定して、うまい方法見つけたと喜んでいたのですが・・・段々毎日がつまらなくなって辞めました。
今思えば日常から「落差」がなくなってしまったからかもしれません。
自分が「落差を愛するタイプ」なんだと気づいていなかったようです。
ビジネス上で顧客満足をアップする手法として、「期待値を下げる」があります。
これも落差活用でしょう。値下げでも製品の質向上でもなく、人の心に潜む「落差に対する弱さ、感度」の活用。
落差予想でリスクマネジメント
落差があるから感動がある
落差なくして精神安定
落差調整で商売繁盛
自分にあった落差との付き合い方を見つけることが、楽しい毎日につながるということでしょうか。
皆さんはどのように落差とつきあってますか?