2017/10/09
今日はシニア(87歳)の自宅で囲碁指導だった。
もう教え続けて9年目。局後の検討のとき、シニアが思わず言った。
「毎回毎回、同じこと言われ続けてもいっこうにいい手が
打てないなんて、やんなっちゃうなぁ」
「ひょっとして先生の教え方に問題があるんじゃないですかー」
付き合いが長いとこういう軽口も飛び出る。
隣で真剣に検討の様子を見守っていた奥様が爆笑している。
「あらこの人ったら、そんなことまで人のせいにね。やぁねー」
人のせいにする‥といったらそれは根本家の専売特許のようなものだ。
もちろん威張れたことではない。
父はいつも、
「お母さんはすぐに人のせいにするからそういうときは無視しなさい」
と言う。
たしかに、オレオレ詐欺にひっかかったときも、
真似された弟のせいにしていたのには
お腹がねじれそうになったのを覚えている。
先日久しぶりにあった姪っ子(弟の次女4歳)は
「おうちのね。トマトがね。枯れちゃったの」
「えっどうしたの?」
「水あげなかったから」
「どうして?」
「だってパパが教えてくれないんだもん」
こんなところにも引き継がれている。
そんな上から目線で評する僕も、家ではよく色々なことを妻のせいにする。
それを指摘されると反撃もパターンがきまっている。
「だって俺がすぐ人のせいにするのは、母ゆずりだから仕方がないんだ」