2017/09/11
石音を始めて12年。
ひとりでずっと電話応対を続けてきた僕は
シニアのPCサポートには少し自信がある。
電話のむこうでどんな状況になっているのか。
詳細の説明が期待できない中、想像で原因をつきとめて
カタカナを使わずに解決にむかう。
昨日訪問したばかりの87歳のシニアから今日電話があった。
PCの電源がつかないという。
いつものサポートと違って、自分が見たばかりのPCのことだ。
電話がかかってきたときすぐに解決できるとふんだ。
電源コードはきちんとPCにささってますか?
延長コードの元はコンセントにきちんとつながっていますか?
PCの電源をゆっくり5秒ぐらい押してますか?
いずれもYES。
それでは別の部屋にもっていってどうですか?
状況変化なし。
うーむ。昨日一緒に作業したとき、PCに問題は感じられなかったなぁ。
しかしほかの原因が考えられないなら、本当に壊れてしまったのかも。
僕は一旦原因追究をあきらめた。
その人は僕との電話のあと自分で家電量販店にもっていって診てもらい、
原因はすぐにわかった。
「PCの電源コードが他のPCのものです」
なんでこんな簡単なことに気づかなかったのか。
それは「見る」が「聞く」より、解決に有効だと決めつけていたからだ。
いつもの「聞く」だけのほうが一生懸命頭を働かせていたのだ。
百聞は一見にしかず。その逆もまた真なり。