2014/07/16
最近見なくなりましたが、数年前「一発屋」と呼ばれる芸人が
出ては消えという現象が続きました。最近その理由が分かった気がします。
彼らの芸には相手に対する「敬意」がないのです。
(その芸人に敬意力がないということではなく芸がそうなっている)
一発屋の芸は分かりやすさ、短さ、インパクト重視。
と同時に時や相手を選ばずいつでも同じものです。
一方、長く売れ続ける芸人の芸は相手に対する敬意があります。
その日その相手だからというトークに比重を置いているのです。
備わっているのは聞き手を飽きさせないカスタマイズ力です。
先日のサンデージャポンで太田光がことあるごとに号泣マネしてこちら爆笑。
事前の準備が出来ない、さんまのクリスマス電話が長寿番組なのも分かります。
そうです。
みんなカスタマイズを求めている!
囲碁界に目を移すと、インストラクターが、相手が年配であれ中年であれ若者であれ、
同じように「丁寧親切に」教えています。
その日その相手でなければならないトーク、どれぐらいの人が実践しているでしょう。
僕ら囲碁業界人は皆、カスタマイズ力アップを目指すべきなのです。