2017/09/14
ある時2人のシニアと話をしていて、言っていることが同じなのに
伝わり方が違うことに気がついた。
何が違うのだろうか。
それはキャッチボールとドッジボールだ。
相手が取りやすい玉を投げるのか、
それとも、
相手に当てることだけ考えて投げるのか。
悲しいことに、歳をとればとるほど後者の割合が高くなる。
後者とは、自分はキャッチボールをしているつもりでも、
「何を話すか」に夢中になっていて
「相手が何に興味を持つか」にまで気が回っていない人のこと。
そういう自分も、話すのが大好きで、ふと気づくと発信に意識の
ほとんどがいってしまい、慌てることも多い。
ある人のアドバイスをうけて、講演のときは、自分が話す言葉を
漫画の吹き出しのごとき風船と考えて、それを一人ひとりに
手で届ける気持ちで話すようにしている。
それはキャッチボールというよりボール配り。それぐらいの意識で
丁度いいということなんだろう。