2018/01/16
「円錐は横から見たら△だが上から見たら〇」
は、視点をどこに置くか、つまり視座によって結果がちがう
例としてよくつかわれる。
世界史では「大航海時代」という前向きな表現で僕らは習ったが、
侵略された側から見たらあれは「大海賊時代」だった。
曹操と西太后。悪役のイメージが強い2人を扱った
NHK-BS番組2つを見た。
番組タイトルから「視座をかえればいい人だった」というものを
予想したが、見事に裏切られた。
まず、なぜ悪役のイメージがついたのか、を徹底的に分析して
事実と違う点を明らかにしていく。
新発見の資料(2009年に発見された曹操の墓や遺骨など)
も真実を裏付ける証拠として登場する。
視座ではなく「イメージを崩して」実像に迫ったのだ。
歴史の真実は視座転換で見えてくる。
僕の頭にこびりついたこんな「イメージ」もいっしょに
この2つの番組は崩してくれた。
*曹操と孔明
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92351/2351715/index.html
*悪女たちの真実 西太后
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/3872/2676042/index.html