2018/01/18
国が進める「シニア活用」と中小企業の大きなテーマ「採用と定着」。
この2つがぶつかって革新的な流れが生まれるといいが、
よく考えると無理がある。
これだけ世の中の変化のスピードがあがる中で、
「シニアの再教育」という概念が社会にないからだ。
ではシニア向けの教育の場をたくさん作ればいいのかというと、
ことはそんな簡単ではない。
知識・経験ともに十分なシニアがその場に集まる動機がない。
「知識十分・意識不十分」なシニアが大勢いる。
経済的にもそれほど困っていなければなおさらだ。
現状は、シニアの視線が「うちへうちへ」
(仲間うち、自分のうち)と向かっている。
『世代遺産』が伝わることなく、日本中で日々消えていっている。
自分の力をもう一度社会に役立てよう。
世代を超えて伝えていこう。
その気になって頂くためにどうやって火をつけるのか。
いま準備中の『名脇役オーディション』について来月中旬、
中野区の経営者の前で話す機会を頂くことになった。
経営者側への発信に加えて、名脇役候補のシニアへの発信も
仕掛けていきたい。
4月からこれを毎月の定例会に発展させて、
中野から全国に発信していきたい。