2017/09/19
先週末、はじめてお墓の引越しを経験した。
祖母父、曾祖父母の4人が眠るお墓を祖父が懇意にしていた近くのお寺の
地下納骨堂に移したのだ。
お墓の下には人が立てるほどの深さがあり、そして水が20cmほど
溜まっていたのに驚いた。このお墓はつくって30年以上が経っている。
どうしても湿気が侵入するという。
骨壺に入ってるとはいえ、冷たかっただろう。
祖父の骨壺を開けて確認する。愛用の眼鏡が懐かしかった。
そして久しぶりに会えた気がして嬉しくなった。
元気な祖父母の想い出は自分が学生の頃が中心だ。
いくら高齢化が進んでいるとはいえ、自分が老いを意識しだす中年以降は、
なかなか会える存在ではない。
しかし自分が何歳になっても、想いだして語りかけることはできる。
想い出の井戸があることは幸せだ。
そんな井戸を掘ってエッセイを書いてみたくなった。