2018/06/26
知らないことを知っていたかのように話す。
なるほどねーとしっかり相槌を打つ。
たまに話が掘り下げられると、知らなかったことが、
聞いていなかったことが、露呈する。
周囲の人にはとっくにばれている。
僕はかなり、いい加減だ。
自覚しているのに直す気がない。
それどころか誇りを持っている気配すらある。
高田純次の『世界ぶらぶら』や『じゅん散歩』を録画しては、
自分に足りない「いい加減」を確認する。
いい加減。
よく考えるとこれは不思議な日本語だ。
普通に読むのと、前にアクセントをつけるのとでは意味が逆になる。
ほかにあるだろうか。
僕が目指しているのは、単なるいい加減ではない。
「いい」加減な「いい加減」だ。
と真面目な顔して力説しても、
いまさら周囲には届かないかもしれない。
まぁいっか。