2018/03/12
石音をはじめて12年がたち、僕が始めたリアル大会で
今も続けているのは1つだけになった。
昨日は9回目の「全国高校囲碁OB/OG選手権」だった。
毎年開催していたが、震災でスキップして以降は開催が
1年おきになった。
高校のクラブ活動の同窓会を、卒業後、数十年たっても
続けているところはあるだろう。
だが、OB同士の対抗戦を、8校も集まって開催し続けて
いるのは珍しいかもしれない。
ひとくちに高校OBといっても、集まるメンバーは
大学生から70代まで幅広い。そして集まるメンバーは、
アマチュア囲碁界のトップレベルの打ち手ばかりだ。
懐かしい同窓会に、懐かしい真剣勝負が加わった
独特の味わいがある。
僕は全体の幹事を1人でやりながら、母校の幹事、監督、
そして昨日は選手にもなった。
「代打俺」といえば、出来る監督風でカッコはいいが、
何せ実力がともなわない。個人では連敗した。
しかし毎回思う。
事前の調整や、母校のメンバー集め、当日の運営、
それらがすべて終わったあとの感触がいい。
大会がおわり宴のあと、皆が帰り際、名残惜しそうに
名札をはずして会場をあとにする。
それをまた見たくて、再来年、五輪の年にも
僕はまたこの大会を開催することになるだろう。