2017/11/15
関口知宏。
彼ほど電車に乗った人はいない。
2004年の日本最長片道切符12,000キロの旅を終えたあと、
翌年JR全線20,000キロの旅へ。
そのあとドイツ、イギリス、スペイン、ギリシア、
スペイン、トルコを一周。
そして中国一周最長片道36,000キロ、200日の大旅行。
あまりに疲れたのだろう。8年間の「休憩」のあと最近また
オランダ、ベルギー、チェコ、オーストリア、イタリア、
ハンガリー、クロアチア、スウェーデン、ボルトガルも一周している。
最初の日本一周の頃からずっと彼と一緒に旅をしてきた。
食卓でNHKの番組を見ながらでだ。
僕が例によって勝手に親近感を感じるのは、10年前の秋、
北京に彼が電車で到着した日に偶然僕も北京にいた、
というだけではない気がする。
いきあたりばったりで偶然の出会いが続く彼の旅が、
遠い昔の自分の旅を想いださせてくれるからだろう。
そして彼のゆるく、温かく、優しい眼差しが好きだからだろう。