2017/09/16
夕方小雨がふるなか、近くの神社で開催の縁日に妻と突撃した。
この近くで小学生3年生から中学2年生まで暮らしていたので、
30年ぶりにまた同じ縁日にきている。
焼き鳥屋台の後ろにテントが張ってあって、座って落ち着ける場所があった。
狭いスペースに丸椅子2つ。雨があたらないように僕らは小さくなりながら
買ってきたばかりのタコ焼きと焼き鳥をつまんだ。
「お母さんにはないしょだよ。こういうところで買って食べるのに
うるさいから」
30数年前、親父が僕にこっそり渡してくれた500円札を想いだす。
あの時の500円は、僕にとって大きなプレゼントだった。
いつも母より厳しい父が、この時は味方になってくれたので、
余計に覚えている。
そんな話を妻としながら、ふとこんな言葉が自然と出た。
「懐かしいものがあるって幸せなことだなぁ」